鍼灸師が、脈や舌、お腹の張り・つやなどから経絡(身体の中で気・血・水の流れる道)の状態を把握した後、経絡上の経穴(つぼ)に細いはりを刺したり、接触させることにより、体に備わる自然治癒力を引き出す治療です。病気の種類や状況、体質などにより、はりの種類や治療法、経穴は異なります。また、はり治療は気の滞りを調整しますので、精神を安定させ自律神経の働きを正常に保ちます。「病は気から」というように、こころや気の流れの状態を安定させることで、体も良いコンディションを保つことができます。
はりといえば、注射のように尖ってチクチクする物の様に思われがちですが、当院では接触鍼という技法を使い、痛みを感じないような施術を行います。
ディスポーザブル(使い捨て)を使用し、皮膚を「擦る」「撫でる」ためのはりは、高圧滅菌消毒機により滅菌消毒を行うなど、患者さんの安全にも留意しております。(上写真のように、ほとんど見えないくらい細いはりです。)