「はり・灸」の治療は初めてなのですが、「はり・灸」はどんな治療?痛くないの?

一口に「はり・灸」といっても、流派のようなものがあり、手技・手法が鍼灸院によって異なります。当院の場合、痛みを伴う治療はいたしませんお灸も心地よい温かさで、皮膚に痕は残りません。漢方鍼治療の理論と手技を基本に、脈診(脈を診て体の状態を知る方法)を行い、幅広い症状(婦人科疾患、妊婦さん小児運動器疾患、体調不良など)に対応できるのが特徴です。

「はり・灸」に副作用はありませんか?

副作用はありません。ただし、人によっては治療後に、運動をしすぎたようなだるさや、眠くなる症状がでることはあります。また「めんげん」といわれ、一時的に痛みがはっきりしたりすることもあります。いずれにしても、体の血液や気の流れが良くなり、体が良い方向へ向かう前兆症状としてとらえることができます。

「はり・灸」に健康保険は使えますか?

症状によっては、各種健康保険が適応されます。当院は患者様の権利を守るため、積極的に鍼灸の保険治療を導入しています。ただし、当院で発行するかかりつけ医師の同意書が必要となります。(詳しくはこちら)かかりつけ医師のない方、ご不明な点はお気軽にご相談下さい。また、交通事故損害保険の取り扱いも可能です。

治療時間はどれくらいかかりますか?

初療の方で約40分、2回目からは約30分程度です。時間をかけて治療をすれば効果のでる治療方法ではありませんので、患者さんの症状やその日の体調によって、治療時間も変わります。

治療間隔はどのくらいが良いのでしょうか?

症状にもよりますが、初療後2回目の治療は、治療後の変化や効果を早めに確かめるため、1~2日後に症状を確認し治療します。その後は週2回程度のペースで、なるべく早く週1回の治療で落ち着くようにしていきます。症状が落ち着いても、1週間に1度もしくは2週間に1度、健康管理や予防として通院される方がほとんどです。

子どもにも「はり・灸」は良いのでしょうか?

お子さんの体調不良、情緒不安定にも「はり・灸」の治療は最適です。(詳しくはこちら

自分の健康状態、体質を知りたいのですが?

「はり・灸」は、東洋医学の診断法を用い、顔色や肌つや、お腹の弾力・つや、舌の性状、手の脈の性状、筋肉の張り、冷え、食欲、二便(大便、小便)、睡眠の状態から、患者さんの体質や現在の健康状態を把握することにより治療が始まります。当院では、現在の体の状態を分かりやすくご説明し、患者さんに合わせた生活指導をすることにも力を入れています。

明らかな病気がないのですが、「はり・灸」を受けることができますか?

「東洋医学(はり・灸、漢方薬の医学)は、紀元前からの予防医学を主体とした医学です。健康管理としての治療が可能です。当院でも、健康管理として病の予防、仕事や家事での疲労回復、勉強や試合での気の疲れ、肉体疲労の回復で来院される方も多くいらっしゃいます。

「はり・灸」を避けたほうが良いときはありますか?

基本的には、「はり・灸」の施術ができない場合はありません。例えば、カゼ症状で発熱しているときでも治療の適応です。ただし、骨折や他の病気が疑われて医師の診察・検査が必要と判断した場合は、受診を先にお願いすることもあります。骨折の処置後や手術後の回復にも「はり・灸」治療は最適です。

鍼灸師とはどんな資格ですか?

3年間の専門教育課程を経て、はり師・きゅう師の国家資格試験を受験し合格した者が「はり・灸」の施術を行うことができます。西洋医学と東洋医学、両方の知識を学んでいます。当院の施術でも西洋医学と東洋医学の両面から、患者さんの体の状態を把握し治癒力を高めていきます。

美容やダイエット効果のある「はり・灸」はされていますか?

メディアでも紹介されている、お顔に鍼を直接刺すような美容鍼という方法や、痩せるつぼに施術といった方法は行っておりません。しかし、「はり・灸」によって五臓六腑の働きを整え、気や血、水の流れやそれらの生成を促すことにより、体の中から健康になっていきます。その結果、肌のつや、潤いが高まるのは確かです。施術後、翌朝に化粧のりが良い、肌に潤いを感じるなどの自覚を持たれる方もいらっしゃいます。また、適度な食事や睡眠、排便、運動を加えると、より健康的にそれぞれの方に合った体重管理もしやすくなると考えます。